スキンケアは化粧品だけではなく食事も大切

お肌をきれいにしたかったら、化粧品だけでは無理ですよ。
…スキンケアについての質問を受けるたび、そう申し上げることが多いです。

いくら化粧品にお金をかけていても、日々の食事がコンビニ弁当やカップ麺、インスタント食品ばかりでは意味がないのです。
肌は体の一部、体を作るのはまず食べ物からです。
特に肌は内臓の鏡ともいいます。
内臓の状態がそのまま肌に現れることもよくあるわけです。

大人ニキビが多い人に便秘はありますか?と聞くと、かなりの確率でYESという返事が返ってきます。
でしたら、その便秘をまず解消しないといけません。
便は体の老廃物や、食べ物のカスなどで出来ています。
それがきちんと排出されなければどうなるでしょう。
体温で温められた老廃物や食べ物のカスは腐敗し、毒素を作り出します。
その毒素は腸壁から吸収され、血管を通して全身に影響を及ぼします。
アトピーを持つ人にも便秘の人は多いです。

便秘といえば食物繊維というのは誰もが思いつくところ。
ですが、食物繊維をガンガン摂取して便秘が悪化することも。
食物繊維には2種類あるのを知っている人はまだまだ少ないようです。
・水溶性食物繊維…海藻や果物、こんにゃくに多く含まれる『水に溶ける食物繊維』
・不溶性食物繊維…ゴボウ、切り干し大根、タケノコ、きのこ類、豆類、いも類に多く含まれる『水に溶けない食物繊維』
便秘にはこの両方の食物繊維を摂取することが重要です。
水溶性食物繊維は体内でゲル化し、便を柔らかく、排出しやすい状態にしてくれます。
不溶性食物繊維は腸内で水分を吸収し、膨らんで便のカサを増やし、腸のぜん動運動を刺激します。
どちらか片方だけでは上手く便秘を解消することが出来にくいのです。

便秘といえばもうひとつ、乳酸菌です。
乳酸菌を使った整腸剤などもあり、便秘に乳酸菌がいいというのは常識の一つ。
『生きて腸まで届く乳酸菌』
というキャッチコピーから、乳酸菌が生きて腸までとどくことに意識を集中してしまう人もあるかと思います。
が、最近は必ずしも生きて腸まで届けばいいというものではないという説が持ち上がっています。
乳酸菌は、たとえ腸に届く前に胃酸で死んだとしても、その菌体成分が小腸の免疫機能を活性化するそうです。
逆に生きていたとしても、腸内の乳酸菌として生存することは出来ず、結局死んで排出されるだけだとか。
しかし、乳酸菌を摂取することはアレルギーの改善にも役立ちますし、肌荒れでお悩みの方にも有効です。
乳酸菌といえばヨーグルトですが、日本の伝統的な漬物やキムチにもたくさん含まれています。
ヨーグルトが苦手な人は漬物を試してみるのも良いでしょう。
お勧めは自家製のぬか漬けです。