何もしないスキンケアって?

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水やぬるま湯で顔をすすいで、そのあとは何もつけない。
ノンケミカルスキンケアの決定版ですね。

角質培養とか、肌断食という言葉で表されることもあります。

過剰なスキンケアで傷んでしまった肌に、本来の美肌力を取り戻そう…
というような話が話題になりました。

ここでひとつ、気づかなければなりません。
肌が傷んでいるのは『過剰なスキンケアによって』です。
適度なスキンケアをしていれば、肌は傷まないということです。

ニキビが多くできる肌質の人が、何もつけないスキンケアできれいになった。
…これってオイリー肌の人が、ベタベタ乳液塗るのをやめたからでは?
オイリー肌やインナードライ肌に、過剰な油分の補給は禁物です。
油分をたくさん使っても皮脂の分泌量が減るわけではないのです。
脂っぽい所に油分を加えれば、ニキビが増えるのは当たり前です。
それをやめたことで、ニキビが減ったというのはありえるでしょう。
でも、洗顔料を使っていないため、酸化した皮脂は肌に残ります。
長期間、ぬるま湯洗顔だけでは、またニキビができてくるでしょう。

乾燥肌・敏感肌が何もつけないで治った
…経験上ありえません。角質層が荒れて水分がどんどん蒸発している肌が乾燥肌。
何もつけなければさらに乾燥し、トラブルが深刻化します。
細胞間脂質や天然保湿因子は、お風呂に使っているだけでも流出します。
石鹸を使っても使っていなくても、これは流れ出てしまうのです。

乾燥によって表面の角質はもろく、はがれやすくなります。
そうなると育っていない角質が表に出てしまいます。
何もしないことが逆にターンオーバーの乱れを引き起こします。
少ない皮脂でも酸化しては有害です。
はがれきっていない角質と合わされば、角栓ができます。
乾燥ニキビに何もしないスキンケアは有効ではありません。

インナードライの人はそれ以上に。
肌の油分が多くて水分量が少ないという症状を、何もせずに治せるわけはありません。
皮脂の分泌量を抑えないことには、インナードライの症状を改善することは不可能です。

では、『何もしないスキンケア』は間違いなの?
そうではありません。

あくまで『過剰なスキンケア』をしてきた人には、一定の効果があります。
もともと肌が強く、肌のバリア機能がしっかりしている人。
そういう人にはもともと、何もつける必要がないとも言えます。
必要もないのに、化粧水や乳液をどっさりつけているからニキビが増えるわけです。

スキンケアにおいて重要なのは『過不足なく』です。
やり過ぎもやらなさ過ぎもよくありません。

佐伯チズさんが提唱される肌断食は『週に一回肌を休ませましょう』
ということですね。
オイリー肌や普通肌の人であれば、この肌断食できれいになる可能性は高いです。
それ以前に不要な保湿をしないことが何より大事ですが。

本来の美肌力…などという言葉は、本来の普通肌という意味でしかありません。
敏感肌や乾燥肌というのは、本来の肌質が敏感で乾燥しやすい肌なのです。
本来の肌に美肌力がない肌質には、しっかりと保湿が必要です。